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Pour mon cher -涙の先に-

第22章 猛司先輩の先輩を取ったら・・・

「あの…まさかとは思うんですけど‥‥」


『うん?何?』


「私が名前呼ぶまで無言を貫く気だったんですか?」


『うん。そだよ?』



た…躊躇いもなく即答だよ!

当たり前のごく自然のように即答だよ!!




「あ…そうですか…」


思わず携帯を握り締めたまま項垂れる。



『俺は名前で愛がちゃんと呼んでくれて嬉しかったんだけど?』


「……」






…卑怯だ。


そんな優しい声でふふっと笑いながら言われちゃと全て許せちゃうじゃないですか…


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