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Pour mon cher -涙の先に-

第4章 バス待つ角には彼の笑顔

「私が見た限りではまだ後ろに居なかったなぁ。」


ちょっと息が上がりゼーゼーしながら美鈴が教えてくれた。



「そっかぁ・・・。」



私も振り返ってみたけど居なかったもんな・・。


何だかがっくし。



でも、そんな私の背中をバンッ!と叩いて美鈴が明るく


「大丈夫!絶対来る!信じる者は救われるっ!!」


と言ってくれて何だか元気が出てギリギリまで可能性を捨てないように学校方向に顔を向ける。

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