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Pour mon cher -涙の先に-

第23章 初めての買い物とお兄さん

リピートされてるサビ部分を聴きながら、いつものベンチに座ってノリノリで待ってると、不意に肩をトントンと叩かれ。



振り返ると――――




そこには、私を照らす光。



「愛、待った?」


そう言ってニッコリ笑って首を傾げる私の大好きな人。


「待ってないですよ。猛司」


私も彼にニッコリ微笑む。



「じゃっ、行く?」


そしていつものように「ん?」と私に左手を差し出す。


私もいつものように右手を伸ばしてギュッと彼の手を握り締め



「行きましょうか」



の合図で2人肩を並べて歩き出す。



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