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Pour mon cher -涙の先に-

第30章 俺の選択と決断

そのまま授業どころじゃなかった俺は部室に行き東に殴られた箇所を押えながら横になる。



「痛ぁ‥‥・」


口元も、心臓も、全て痛い‥。


目を閉じると拒絶された愛の顔が脳裏に浮かぶ。

今にも泣きそうな哀しそうな。

それでも俺を心配そうな顔で見る愛。



俺は‥本当彼女を悲しませてばかりだな‥‥


自嘲的な笑いしか出てこない俺は何も考えたくなくて、そのままその場で眠った。








小1時間ほど眠っただろうか‥‥。


目を覚ますと真横に


「あ、起きた?」


「‥‥あぁ、居たんだ。」



元サヤの方の愛がそこに居た。

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