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Pour mon cher -涙の先に-

第5章 先輩の時間割と私

バス停に着くと、そこにはこの時間には見慣れない人が既に立っていて。


思わず



「・・・東先輩??」


と私から近寄ってしまった。


そんな私に気付き、軽く手を上げ“よっ!”と近寄ってくる。



「どうしたんですか?珍しい・・。てか1人ですか?」


「んーん。後でほかの奴ら来るよ?」


なんて言いながら前髪をかき上げる仕草が何とも色っぽくて思わず見とれてしまう。



そんな事気付く様子もなく



「ねぇねぇ愛ちゃん。猛司の事が好きなの?」




・・やっぱりこの話か。







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