無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

「猛司？」


「んー？」


私の呼びかけにふわっと優しい笑みを浮かべて振り返る。



「私、行きたい所があるんです。」



昨日、遊園地終わりに少しだけ２人で行きたい場所を考えていて。


浮かんだ場所はあそこ。



「へー奇遇！俺も愛と行きたい所あったんだよねー」



へ？！


私の予定では、「じゃぁ、愛の行きたい所へ行こうか」って言葉を期待してたのに？

というか、それしか想像してなかったのに？？



「じゃ、じゃぁ、猛司の行きたい所から行きましょうか？」


「マジで？じゃぁ行こー」



私の手を握り鼻歌唄いながら歩きはじめる。



「どこ行くの？」



と聞いても応えて貰えず‥。

辿り着いた先は



「‥‥‥え？」