Pour mon cher -涙の先に-
第6章 焦りと想い
美鈴の指を差す方向に目を向ける。
視線の先にはスラリと背が高くスタイルのいい綺麗目な人がいて。
身長低くてスタイルいいなんてお世辞でも言えない私とは比べ物にならなくて。
うん。
天と地ほどの差だな。
「そうなんだぁ・・。」
私は美鈴が拾ってくれたお弁当を片付けながら、がっくしモード全開。
あんなスタイル抜群の人に“好き”って言われたら私だったら即オーケーしちゃうな。
絶対。
だから重盛先輩も・・・・。
うぅ・・。
神様ぁ・・今から美貌を私にくださいっっ!
大至急お願いしますっ!!!