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Pour mon cher -涙の先に-

第35章 名前

「行ってきまぁーす!」


玄関を勢い良く開けると



「おっはょー!愛ちゃん」



東先輩が何故か仁王立ちで立っていた。



「あれ?どうしたんですか?」


「ん?一緒に行こうと思って?


嫌だった?」



なんて、子犬みたいは顔して言われたら



「嫌じゃないですよ?」



としか言えないよね。


って、嫌じゃないし。


むしろ、タイミング悪く猛司に会ったら・・て思うと一緒にいてくれて心強い。



きっと。


そんなトコも東先輩は



「1人より、心強いでしょ?」



やっぱりね。



考えてる事、分かっちゃうんだね。




・・エスパーなのかな。

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