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Pour mon cher -涙の先に-

第40章 体育祭

音楽に合わせて入場して並んでそれぞれ自分の番を待つ。



・・・てか。




私の次って・・・見間違えたのかな?


あんなに何回も確認したのに。




でも、私の後ろにいないといけないハズなのに居ないんですけど?



一体、じゃぁ私は誰にバトンを渡すんだろ?




次が猛司だと分かって焦った癖に、今度は猛司じゃないのかと思うとテンパる自分。





いや・・・普通にテンパるよね?


自分の次の走者が居ないって。




でも、そんな心配もつかの間。




私のバトン相手は何食わぬ顔して颯爽と退場門から走って、何食わぬ顔して私の後ろに並んだ。






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