テキストサイズ

Pour mon cher -涙の先に-

第41章 体育祭 Ⅱ

みんなで毎日練習したせいか、リレーの出だしは順調で。


第3走者までは1位をキープ。


そのまま美鈴にタスキが渡り、美鈴が走る。



ふと周りの声援に目を向けるとヒカル君が凄く愛しそうな笑みを浮かべて美鈴を見てて。





愛されてるなー





なんて、ちょっと微笑ましく思えて私まで何だか心が温かくなった。




幸せ者の美鈴からタスキを受け取る為に私もコースに出てスタンばってると東先輩もコースに出てきて




「優勝はごめんけど俺だから」





ニカッと笑って言ってくるから




「譲りませんからねー」




ベーッと舌を出して対抗すると、ハハハッと笑ってた。






ストーリーメニュー

TOPTOPへ