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Pour mon cher -涙の先に-

第43章 夏祭りの夜

「愛ちゃん何だかしんどそうだったからさ」



って、“大丈夫?”と心配そうに顔を覗き込む先輩。




その優しさが凄く嬉しくて、キュンキュンしちゃった。




「愛ちゃん何か飲みたい?」


「じゃぁ、炭酸が飲みたいです」


「オッケー!ちょっと待ってて!」



先輩はさっきの人混みに戻って行った。



1人残された私は、取り敢えずその場で深い深い深呼吸。




い、生き返ったぁ…。




ハァーっと大きく息を吐くと。






‥‥‥まただ。




またしても視界が真っ暗になった。



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