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Pour mon cher -涙の先に-

第47章 言葉の意味

「あ!!!!」


「うわっ!!」



突然、何!?


近くで大声出すから耳、キーン!なっちゃったじゃんかっ



「ゴンと東先輩」



美鈴が2階の廊下に向かって指差すから

私の視界も自然と指の方向に。




あ。


ホントだ。




何やら2人で楽しそうに話してる姿発見。



ニコニコ笑ってる先輩と猛司を見ると何だか私まで顔が緩んでしまう。





そんな私の表情を、流石だよね。


見逃さないよね。



「愛・・絞まりのない顔キモイよ?」



美鈴に言われちゃうよね。



酷すぎるよねー!!




「美鈴!酷いっっ!」



ケタケタ笑う美鈴をキッ!と睨んで。



もう1度2階を見上げると









―――――ドキッ








丁度、2階から下を見下ろしてた猛司と目が合って。




猛司はふわりと一瞬笑って教室の方に行ってしまったんだけど


私はそのまま2階を見上げたまま、ドキドキが収まらず放心状態。

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