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Pour mon cher -涙の先に-

第48章 動揺と心と秋空と

でも。


猛司の気持ちを知ってて離れたのは私なわけで。


彼が幸せな事は私も凄く嬉しくて。


なのに、何だか良く分からない感情が自分の中に渦巻いていて‥





この感情の名前が何なのか・…私は知らない。





でも。



今の猛司は私と一緒にいる時より笑顔が多い気がするし


何より、あんなに好きな彼女ともう1度一緒に猛司が居られてるんだから。



猛司が幸せならそれでいい。




そう。

それでいいんだ。




少しズキズキしてた気持ちも自然と清々しい気持ちに変化してて。



何だかドキドキしたりズキズキしたり短時間で忙しかったなぁ‥



なんて思ったりしつつも、ふと見上げた空は相変わらず綺麗な秋空が広がってて。




‥私も。

幸せになろう。




空を眺めながらそっと心の中で呟いた。



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