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唇をそっと離し、再度私をぎゅっと抱き締めて



「好きだよ」



耳元でそっと先輩が囁く。



その声がいつもより凄く切なくて‥



私も先輩をぎゅっと抱き締めて



「私も。ですよ」


先輩の耳元でそっと囁く。




すると先輩は更に力をいれぎゅっと抱き締め







「もう少しだけ。このままでいて？」





という先輩がいつもとは何だかやっぱり違って見えて。




どうしたんだろう‥




少し戸惑いながらもコクリと頷いた。




先輩がいつもの先輩に戻るように




良く分からないけど‥



いつもの明るい先輩がいいもん。



私がいつも先輩から温かさを貰って元気になれるように私も先輩に温もりがあげれたらいいな‥



そんな気持ちを込めて、私も先輩をぎゅっと更に抱き締めた。