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Pour mon cher -涙の先に-

第50章 まさかの新事実

「じゃぁ、もういいでしょ?」



そう言って彼女は歩いて目の前から去って行った。



1人、その場に残された私は頭の中がパニック状態。




「あ」



去った彼女の声が後ろから聞こえて、振り返ると彼女は私を見てて




「猛司の事、お願いね」




とだけ言って立ち去った。





お願いって‥‥・。




ていうか




何で猛司は別れたんだろう。




やっと最近笑顔が多いと思って安心してたのに‥。


彼は今大丈夫なんだろうか‥

1人で苦しんでないだろうか‥


また1人で自分を責めてないだろうか‥





また




出逢った頃のように冷たい感情になってないだろうか‥



1人で辛い思いをしてないだろうか‥





そんな思いが頭の中を激しく駆け巡る。





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