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Pour mon cher -涙の先に-

第56章 聖なる夜と指輪とストラップ

私にってよりも先輩が欲しそうな気がしたから



「先輩、私がプレゼントしましょうか?」


と言えば


「は!?こんなガキみたいなの俺、いらないよ!」



バカにするなよ!的な視線で私を見るけれども‥



いやいや。


フラワーロックを見つめる視線、そこらの子供より輝き過ぎですからね?




「白黒だったら俺の部屋にも違和感ないと思わない!?」




私の顔を覗き込んで真剣に聞く先輩が何だか凄く可愛くて。



やっぱり欲しいんじゃん!と思ってしまって。



思わずプッと吹き出してしまった。







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