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Pour mon cher -涙の先に-

第56章 聖なる夜と指輪とストラップ

先に反応して声のした方に振り返ったのは



「あれー?猛司。‥と?」



東先輩だった。



私も先輩の声に釣られて振り返る。








―――え?








だ‥誰‥‥?





「んぁ?‥あぁ。木下さん」




猛司の横に並んで腕を組んでる女性が頬を紅く染めてペコリと頭を下げる。





「お前らど真ん中でバカみたいに笑ってんじゃねーよ」



「はんっ!幸せを笑って何が悪い!」


「はいはい」


「お前なぁ‥‥‥」




先輩と猛司がギャーギャーやり取りをしてる間


猛司の隣りいる女性も猛司も直視出来ず思わず俯く。




‥この人は何者‥?



この人とはどういう関係‥・?




バクバクと心臓が煩く騒ぎ立てる。









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