テキストサイズ

Pour mon cher -涙の先に-

第57章 聖なる夜と指輪とストラップ Ⅱ

聞き慣れたコール音が耳に響く。



プルルルル~プルルルル~




『ポストに居ただろ?』



ブッ!!


だ、第一声、それー?!


この出方は想定外だったぞっ‥



この場合は‥



「はい!居ました!」



この返し方が正しいの‥かな?




「ありがとうございました!」



ベッドに正座して携帯握ったままペコリと頭を下げる。




『愛、今また頭下げただろ?』




う‥。




ククッと携帯の向こうで笑われてるけど当たってる手前何も言えないのが悔しい‥。




『流石、律儀マンだな!』




そして、またしても得体の知れない律儀マンの称号を貰った。






ストーリーメニュー

TOPTOPへ