無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

「で、どれが欲しいの？」


「これがいいかなぁ‥とか‥・・」



少し恥ずかしそうに上目で御守りを俺に見せる。



彼女が手にしてる御守りは、赤と緑の２種類が袋の中に入ってて。


それぞれ先端には小さな小瓶。


赤の方には小さな赤い花。
緑の方には小さな小判とお米１粒。



それらが入ってる袋には【縁結び】

そう書かれたシールが存在感露わにして貼られてた。





‥縁結び。




ﾄﾞｸﾝ―――‥





彼女のおみくじと“縁結び”の文字がリンクして心臓が騒ぎ始める。




「これ、赤は女、緑は男が持つと縁が結ばれるんですって！



緑の方‥先輩持ってくれますか？」








‥・え？