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Pour mon cher -涙の先に-

第59章 New Yearと合格祈願

何気ない一言なんだ。



これも大した意味はないんだ。



そう言い聞かせながら自分を落ち着かせる。





それでもやっぱり、さっきの言葉が凄く嬉しくて。


凄く凄く嬉しくて。




1人ニヤニヤしながら猛司の背中を見送ってる。




―――と、その時。






え‥?




数メートル先にいる猛司が急に振り返って私をじぃーっと見つめて




「お前やっぱ、最高の“友達”だわ!」




一言だけ言って、再度また前を向いて歩き始めた。





「‥・最高‥か。」




ボソッと猛司の背中を見つめながら呟く。






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