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Pour mon cher -涙の先に-

第60章 チョコとちょこっとの気持ちと・・

「でも」




「愛ちゃんが作ってくれるモノならどんなモノでも絶対食べるけどねー♪」



ふわふわの笑顔で私の顔を覗き込む先輩に思わず、きゅん――。



「つつつ作らないですけどね!?」



今からバレたらサプライズじゃなくなっちゃうから全力で否定するも



「ふぅ~ん?

まっ、楽しみにしとこっとー」




無意味に終わった気もする‥。



思わず肩を落とす私を見て先輩はクスクスと隣りで笑いながら私の頭をポンポンとして




「愛ちゃんのなら俺、毒入りだって食べちゃうよ」



“それくらい、好きなんだよ”

て、さり気なく言われた言葉に思わずキュン死するかと思うくらいキュンキュンしちゃって。



信号待ちしながら思わず俯く。



すると先輩は突然、手を引っ張って



「そういう所も堪らなく好き」



おでこに軽くチュッとキスをしてふわりと笑う。





‥‥何だか。


今日の先輩、普段以上に甘々です。




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