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アダルトなHな体験談的小説

第8章 ゆきずりファックな女 後編

「あなた、私、ワインとツマミ買ってきたいの。ちょっと出かけてくるわ」


「あっ、ああ」


妻はパタパタと財布だけ持って外へ出た。


リビングに僕と彼女が残された。


「・・・お久しぶり」


振り返ると彼女はにっこり笑っていた。


随分歳は取ったが大人しい雰囲気の中に秘めたエロスが光って見えたのは変わらない。


「覚えてたんだ」


「ええ、もちろん。ユウジさんは私の初めての男性だもの」


「お父さんの次だろ?」


「父とはあれ以来してないし、もう他界したわ」


「そうなんだ、結婚は?」


「してないわ…縁がなくて…」


「そうか…」


「・・・・・・・」


「・・・・・・・」


会話が続かず間が持たなかった。




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