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私のH

第4章 四人目

私はそれを掴みふーっと息をしたあと目をうるうるにしようとしてぎゅっと目を閉じた。

そして出来るだけ震える声で時にすすりながら…弟を呼んだ。

手には私のパンツを持って…。

『ねぇ…


たぁーくん?


これどうゆうこと?』

振り向いた弟の顔は完全にひきつっていた。

それでも私は構わずに続ける。

『たぁーくん。

私の事嫌いなんだ。』

『そうゆうわけじゃないよ!』

ー焦ってる、焦ってる


笑いそうになるのを必死にこらえながら、弟を見つめた。

『じゃあなんで、パンツを隠してたの?

お姉ちゃんが嫌いだから嫌がらせでしょ?』

私は泣くふりをして下を向いた。

弟は完全に騙されている。

私の横に弟は座り、私を抱き締めた。

『おねぇちゃんの事、嫌いになるわけないじゃん。


おねぇちゃんの事…


好きだからだよ。


でも…


僕たち姉弟だから…。』

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