悲歌慷慨
第14章 6月23日
春輝…
貴方は今、どんな生活を送っていますか?
私は貴方を愛していた事は後悔していません
でも貴方に付けられた傷は
今も尚、私の心と体を
深く抉り忘れさせてはくれません
貴方に「愛してる」と云われて幸せでした
でも貴方は私を繋ぎ止める為だけに
その言葉を軽々しく吐き捨てていたんですね…
私が子供だったから?
騙しやすかったですか?
貴方は大人…
でも心はまだ子供だった…
貴方の事は忘れたくても一生忘れない
私が初めて愛した大切な人です
毎日、貴方を思い出しています
辛い日々だったけど
貴方の笑顔は…大好きです
瑠華