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短編集・続

第1章 「すぺーすこんぱ」

案内してくれた女の子は、いわゆるロリータタイプで、好きな人にはたまらん感じの子でした。
名前はユリちゃん。
黒髪がきれいだな、うん。
まあ、そもそも俺はレンジが広いので、年上だろが、年下だろうが、ツンデレようが、Sだろうが、Mだろうが、どんとこい。
何いってんだか。
きっと無重力が、そうさせるのさ。
ははん。
なんつーか、緊張してます。
正直言いますと。
だって、無重力てはじめてなんです。
ユリの説明だと、初めては、酔うかもだってさ。
こりゃヤバい。
俺、船でも酔うからね。
ゲロッパ。


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