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乾いた空

第4章 四章





彼女と出会ったのは二年前、とある会で会い意気投合した。
彼女は真っ直ぐな眼差しで物怖じ無くハッキリと言う竹を割った様な性格だった。


当時、彼女と私は一緒だと思っていた。

彼女は物心付くときに母親が他界し、父親は写真と昔、母親宛に出された手紙の存在しか知らなかった。

親戚に引き取られては大切に育てられたのは始めだけだった。

彼女の病気の事を知るなり、親戚は彼女から存在を遠くに距離を置くようになった。


そして、
彼女は独りになったと言う。






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