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乾いた空

第4章 四章





お互い両親も親戚もいない独り。
でも何とか、親族の残したお金で独り暮らしをしていた。

もし、何かあったときの専用ホットラインは日本には時間が限られている。救急車を呼ぶか、時間内なら"会"の会長へ連絡することとなる。

夜中受付ているホットラインは限られていて回線がパンパンで、いつかけても通じにくい。


あと、あるとすれば"命の電話"


それは自殺志願者を止めるだけの相談室だ。


これも限られた地域しか夜中はやっていない。

そもそも、
今生きたいと思っている私には全く関係ない。

一つ言えるのは、今の日本には患者を完璧に救える受け皿が無いに等しい。


あんなに活動している募金活動は一体何処へ行っているの?
無駄な時間使った演説会なんてしなくていいよ。





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