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乾いた空

第5章 五章ー1





その後
先程来たヘリが見ていたのか、やっと救助のヘリが来ては傷口を応急措置したが……


彼の意識はもうなかった。



ギュ……


私は思わず彼からもらったユウキの名前が入った血の付いた通帳を握り閉めていた。


今だけ意識がなくなっていると思いたい。


私も救助のヘリで病院へ搬送された。




その間、
彼の意識はないまま……



朝日が残酷な眩しさで1日の始まりを告げていた。




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