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官能的大恋愛

第17章 ヤキモチオナニー

夕方、家に帰って。

とりあえず、シャワーだけ浴びて。

仕事モードだった身体を、ナガタッチモードに切り換える。

ってか、本当は突然エッチを要求された時のために、マナー?エチケット?…ってやつ。

スマホは点滅していた。

『まだ帰ってないのぉ?』

約束の電話すら、まだしてないの。

焦らしてるんだぁ。

というか、愛されているかをまた試してる。

私は本当に最低な女ですよぉ~♪

浮かれて着替えを終えて、やっと電話をした。

「もしもしぃ?ナガタッチ☆お疲れ様ぁ。ごめんね、遅くなって」

「お疲れ様ぁ。いつもより帰りが遅いじゃんよ?どっか寄ってたの?心配したよ」

「うん、本当にごめんなさい」

あぁ~、よかった。

心配してくれて。

「今から迎えに行くね?いい?」

「うん」

私は優しいナガタッチの声に、キュンとなった。

今夜はナガタッチと初めて一緒に外食した、中華料理屋に久しぶりに食べに行く。

かしこまった静かなレストランで、向き合って食べるのは私の柄じゃないから。

ガチャガチャして、自分の会話も他人の会話も掻き消してしまう、あの中華料理屋の雰囲気が私は好き。

「久しぶりだねぇ」

「ねぇ~」

車を駐車場に停めて、降りたらすぐにナガタッチは手を差し出すから、私は遠慮なく手を握って歩く。




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