
永久の国のアリス
第1章 おいでませ永久の国!
「まさー、これサンキュ」
「ああ」
「じゃあな!」
「おぅ」
クラスメートとは友ではなく所詮はクラスメートとゆう会社の社員のようなもの、だから無視もしないしメリットがあればやり取りもする。
話しかけてきたのはクラスのお調子者で空気が読めないのか僕にも平気で絡む少しうざったいやつだ。
まさと呼ぶのもそいつだけで僕、有栖川政宗のあだ名は伊達眼鏡政宗だ。
誤って僕の眼鏡をこわしてしまった西園寺遊妃に伊達だから気にするなから始まったあだ名だ。
廊下にはチューニングをする吹奏楽部の音がちらほら聞こえてくる。
僕はもちろん帰宅部でやりたい部活はないし、趣味もない。
唯一の趣味といえば甘味に目がなく、スイーツを食べることだろう。
そういった店の内装は女子向きなので入り辛いがやめれない。
友達を作らない僕が彼女なんて作るわけもなく、辱しめを堪えてゆくのだ。
なんだか考えていると甘味が恋しくなってきた、帰りに何処か行こう。
夕方限定シュークリームはこれから出るだろう、走れば間に合うはず。
夕日のように真っ赤なトマトのシュークリーム、何とも言えぬ味なのだ。
疾きこと風の如く、僕は真っ赤なシュークリームが食べたい。
「ああ」
「じゃあな!」
「おぅ」
クラスメートとは友ではなく所詮はクラスメートとゆう会社の社員のようなもの、だから無視もしないしメリットがあればやり取りもする。
話しかけてきたのはクラスのお調子者で空気が読めないのか僕にも平気で絡む少しうざったいやつだ。
まさと呼ぶのもそいつだけで僕、有栖川政宗のあだ名は伊達眼鏡政宗だ。
誤って僕の眼鏡をこわしてしまった西園寺遊妃に伊達だから気にするなから始まったあだ名だ。
廊下にはチューニングをする吹奏楽部の音がちらほら聞こえてくる。
僕はもちろん帰宅部でやりたい部活はないし、趣味もない。
唯一の趣味といえば甘味に目がなく、スイーツを食べることだろう。
そういった店の内装は女子向きなので入り辛いがやめれない。
友達を作らない僕が彼女なんて作るわけもなく、辱しめを堪えてゆくのだ。
なんだか考えていると甘味が恋しくなってきた、帰りに何処か行こう。
夕方限定シュークリームはこれから出るだろう、走れば間に合うはず。
夕日のように真っ赤なトマトのシュークリーム、何とも言えぬ味なのだ。
疾きこと風の如く、僕は真っ赤なシュークリームが食べたい。
