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第2章 クラゲ


あれから二週間。

大倉はハワイから帰ってきていた。だけど、僕はみんなと一緒に迎えにいくことはしなかった。

かわりに行ったのはもう寒くなって人のいない海。

水に入るのは寒いけど、それでも今日は無償に海に入りたかった。

浮き輪もなしに海に入り、浅瀬でプカプカと浮いて空を眺めた。

今日も太陽の近くには白い雲がある。

ふわふわと浮かんで幸せそうだ。

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