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人生ゲーム

第3章 第一章




なにかあれば。
あたしは殴られた

一つの家庭の子供ではなく
あたしはここの家政婦。

一つ失敗すると。
赤い棒で背中を殴られる。

始めは、反抗した。
でも。それが続くともう。
どうでもよかった。

「お前はうちの子じゃない
うちの子じゃない。」

こんな言葉を発せられながら
あたしは、なにもせずただ殴られてた

あたしの頭の中は真っ白だ。
感情もない。
だって、笑えないし泣けないし。
誰かに助けを求めることすらできない

辛いなら泣けばいい。
苦しいなら叫べばいい。

誰の言葉だよ(笑)
そんなのな、幸せに
生きてるから言えんだよ。
ほんまに辛いやつはな苦しい奴はな

一人ずっと我慢してんだよ。
できねぇから、
おんなじこと繰り返すんだよ。


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