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ﾓﾔﾓﾔした日々が続いていたある日、和からﾒｰﾙが来た。

｢今週の日曜日、ふたりでどっか行こ。俺の１日を遥歌にあげる｣

なんでだろう。

和のこういう優しさに、甘えてしまう。

今までのｲﾗｲﾗとかも、晴れてしまう。

あたしは、知らぬ間に

｢分かった。楽しみにしとく｣

と返事をしていた。



それからあたしは、普段は買いもしない流行りのﾌｧｯｼｮﾝ雑誌を買いあさり、ﾃﾞｰﾄに着ていく服を必死に考えた。