テキストサイズ

約束

第7章 距離

本当にほんとに忙しい。

まともに眠れない日々が続き、取材を受けてもなんて答えてるか自分でも分からない。

それと引き換えに、メンバーとはすごく仲良くなった。

ほぼ毎日一緒だし、同じ場所で頑張る仲間がいることが、何よりの支えだった。

だんだん、遥歌のことも気にかけなくなった。

ケータイ見る暇もないし、遥歌を頭に浮かべる余裕もない。

毎日会ってたときは、あんなにもすきで、頭から離れなかったのに…

『離れる』って怖い。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ