迷路…俺の場合 (Ver.N)BL表現有
第9章 鍵
しばらくして
玄関の方から
鍵を開ける音が
聞こえた
マシロが
帰ってきたみたいだった
でも
なんだか
動きたくなくて・・・
マシロの気配に
耳を澄ませていた
あ
こっち
来る
「あの・・・」
「ん~~?」
「もう、朝なんで
なんか
着てください」
部屋の
入口の方から
マシロの声が聞こえた
俺の頭の上の方だから
俺から
マシロは
見えなかった
どんな
顔してんのか
見たくなって
俺は
うつ伏せに
なると同時に
マシロに
目をやった
「なんだよ
昨日
一緒に寝た
仲じゃね・・・
てか
おまっ
どうしたの?」
マシロは
汗だくのまま
部屋の入口に
たっていた
「ジョギングです
体力作り・・です」
「あ・・・あっそう」
「シャワー
浴びてくるので
服、着てて下さい」
「うぃ~~~っす」