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迷路…俺の場合 (Ver.N)BL表現有

第9章 鍵




バシッ



「イッテ!

お前っ!」




マシロは

顎に触れる
俺の手を

おもいきり
叩き払った




「覚えてません

そのことは
なかったことにしたいんで


もう二度と
言わないでください」







「ふ~~ん・・・


鍵、かけちゃうんだ」






「もう
そんなこと言うなら

帰ってください!」






「ぶっ(笑)

あははは

この格好で?」






服を洗濯された俺は

Tシャツに
トランクスという
格好で・・


帰るに帰られない
状態だった




バツが悪そうに
マシロは
プイっと
顔をそむけ


また
黙りこくった






ほんとに


ガキ。







昨日

鎧を外した時は



あんなに

素直で



あんなに

穏やかで





あんなに

弱弱しかった
マシロは





ガチガチに

鎧を

まとっていた






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