テキストサイズ

迷路…俺の場合 (Ver.N)BL表現有

第9章 鍵


俺の小指に


わずかに触れる

感触





それは





マシロの指だった。





俺は




黙ったまま


そっと

その指を握り




そして




その

小さな手を



握ってやった。








知ってるよ






俺は
知ってるんだ





裸になって
軽くなっても


触れ合って
軽くなる
心地よさを
知ってしまったら



それを




また

求めちまうんだ








そうしないと





なんか


泣けてきたり
すんだ











ストーリーメニュー

TOPTOPへ