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・・マシロの部屋・・





ガチャっ




鍵を開ける音が
聞こえた


マシロだ。




フライパンを振る手を休めて
玄関に目をやると

ゆっくりとドアを開けて
中に入るマシロと
目があった




何も言わないマシロに


「おつかれ〜」


と、声をかけると





「あ…はい

お疲れ様です」




ってクールに
返事された。



「ただいま〜とか
ねーのかよ〜（笑）」




「………ただいま」




「お…おう」



素直になられると
なんか



照れるじゃんか、あほ。



マシロは

ただいまって言ったあと

そっけなく
洗面所で手を洗い
奥の部屋へ
行っちゃったけど


けどなんか


1人じゃねーのが
うれしくて


俺はまた

機嫌良くフライパンを

ふりはじめた