無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

涙が
落ち着くと

ふと

携帯が気になり


部屋に戻って
枕元に
置いたままの携帯を
手に取った




受信メール・・あり




『おにぎり
残したら
お仕置きな！』






クスッ・・






そのメールを見ると



ふっ…と

気持ちが
軽くなった


その軽い気持ちを
そのまんまにしてたくて


気持ちが
重くなるのが
怖くて


しまったままの
カーテンを開けて
窓を全開にした



なんとなく
前を向いてなきゃ
いけないような
気がして



背中を
押されたような


気がして



外の空気を
おもいきり
大きく吸った








ちょっと・・・




今

その一瞬だけ





鎧を

外せたような気がした