迷路…俺の場合 (Ver.N)BL表現有
第14章 ぷりん
夕方
マシロを帰らせると
俺は
神島さんと
2人きりになった
なんか…久しぶり。
マシロがいたり
クライアントやモデルが
いたり…
そーいえば
2人きりになったのは
久しぶりだった。
神島さんは
相変わらず
ソファにカラダを預けながら
写真のチェックをしている
マシロが
いないからか
煙草を咥えたまま。
あぁ…なんか懐かしいな
俺
その神島さん
わりと
好きだったんだ
吸ってんのか
吸ってないのか
どーしたいのか
何考えてんのか
わかんねぇ…神島さんが
わりとね
好きだったんだ
クスッ…
なんかいーな
この感じ。
なんも
しゃべってなくても
なんかこう…
平気だ。俺。
俺……ほんとに
もう
平気だ。