切ない関係
第6章 告白のチャンス。
二人だけになった公園。
最初に口を開いたのはリーダーだった。
「俺が今から言う言葉、良く聞いててね?」
「うん。」
「ニノが好きです。大好き。ずっと前から」
「え?」
リーダーの言葉に驚いた。
「今、返事しなくてもいいんだ。突然言われて驚いてるだろうし、いつまでも待つから……。」
俺は首を横に振る。
だって……
「ニノ?」
「俺もね、リーダーの事好きだよ…。ずっと、ずーっと好きだった。」
ずっと聞きたかった言葉だから
やっと言えた。
言葉に出来た。
「本当に?夢じゃない?」
「本気だよ?」
俺に向かって満面の笑みを浮かべるリーダー。
それが嬉しくてリーダーに抱きつき、微笑み返した。
こうやって、素直に思いを伝えて行きたい。
好きな人には何回でも好きと言えるように………。
end
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