執事~執事に翻弄されてみない??~
第11章 *男装執事
*
月『??お嬢様、お返事無いのですが……、どうかなされましたか??』
と、私の顔を覗き込む月
様になっている、さすがだ
月は俗に言う『男装女子』
だが、執事は男しかなれないため[男]と性別を偽っている
なので、屋敷で気づいてる人間は私だけだと思う
月は私が気づいてることは知らない
なりゆきで気づいたからだ
「ん? なぁに?? 考えことをしていたの、ごめんね」
月『いえ、それなら宜しいのですが………。』
月の様子がこの頃変だ
笑顔をほぼ作り笑顔だし、こちらこそ「なにかあったのか?」と聞きたい