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執事~執事に翻弄されてみない??~

第21章 *花言葉

*



琉透『……?あれ? その花って…??』



"ムラサキケマン"



琉透『ありがとう―…、俺のためにわざわざ?』




小さくこくっっと頷く。




琉透はとても嬉しそうな笑顔で「ありがとう」と言っている。




―――…早く元気になって欲しい。






琉透『あ、俺が元気になったらどこ行きたい?』




唐突な言葉。


でも、私は嬉しくてウキウキしながら答える




「花がいっぱいあるところ!」



にこにこしながら答える



琉透『ふふっ、それ俺が花好きだから気を使ってないか?』



笑いをこらえながら聞く琉透。


ま、まぁ、気を使ってないと言えば嘘になるけど…



「琉透といけるならどこでもいい」



私の答えはこれだ





琉透『………そっか、ありがとな??』




「うんっ!」








その時の琉透の笑顔は儚くて今にも壊れそうだったことをなんで私は気づけなかったんだろう

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