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理想と偽装の向こう側

第6章 予測不可能

「「いただきます!」」



声をハモらせながら、ざるうどんを口に運ぶ。



「ほいひぃ~!」



凄い!ツルツルしてるし、歯ごたえもいい!



なによりコシが凄いある!
感激の余り、飲み込まないウチに言葉が出てしまった。



「凄い、美味しいです!」



「うん!こりゃ旨いね。まだ、いっぱいあるから、食べたかったら茹でるよ。」



「はい!…あっ。」



ふと考えが浮かんだが飲み込むと。



「どうしたの?」



「いえ…こんなに美味しいから、友達にも食べさせたいと思っちゃいまして。」



でも…流石に、ここには呼べないだろうな…。



私が、黙り込むと小田切さんが優しく笑い



「…そうだね…。みんなで食べたいな。明日、友達呼んで、うどんパーティーしよっか!」



「うどんパーティー!?」




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