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理想と偽装の向こう側

第7章 利用と束縛

「そこで憂いてるのは、渡辺さんだね!」



「滝島さん!」



「どうしたの?ディズニー借りるか悩んでる?」



「借りませんよ!」



たく、この人は…面白いな~。



「明日、ちょっと観ようかなぁと思いして。滝島さん、小田切さんなら何が好きですかね?分かりますか?」



「…ふ~ん…。小田切ね…。このアドベンチャー系とか大丈夫かも。」



「そうですか…じゃあ、これにしようかな…。」



「小田切と観るの?」



はっ!しまった!



「あっ…はい、明日約束してて…。」



DVD観る企画までは、してないけど…毎週、金曜日の約束は変わらない。



「なるほど…アイツ毎週、金曜日やたら早く帰るから、普段仕事、凄い残業してたのは、そうゆうことか。」



嬉しそうに滝島さんは、言った。



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