テキストサイズ

理想と偽装の向こう側

第9章 衝動と不安

私の反応を楽しむかの様に、あとは嘉之の独壇場だった。



嘉之に翻弄され続け、自分の身体か自分のじゃない感覚になる。



羞恥心は薄まって、身体が悦んでる。
はぁ…私どうなるんだろう。



「う…ふぅ…。」



唾液で湿った唇から、嘉之の唇が離れ 



「…香織…凄い溢れてるよ…。」



きゃーーー!きっとコイツ、羞恥プレイだ!



「……。」



あれ…考えてる…?



朦朧とする意識の中に、微かに感じた。



「ど…したの…?」



「ちょっと…待ってて…。」
「んっ?」



嘉之がベッドから離れ、さっきコンビニで買った紙袋を開けている。



ああ…コン…ん?
あれ…買って来たの?
て、ことは…これは…んっ!



思考は、嘉之のキスで制止された。 



ストーリーメニュー

TOPTOPへ