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理想と偽装の向こう側

第15章 発動

◎ ◎ ◎ ◎

小田切さんが送ってくれて、かなり早めに会社に着いた。



「来るとき連絡入れるね。何かあったら、直ぐに連絡して。」



凄い心配そうな、面持ちだ…。



「分かりました。」



とは、答えたものの本当に何とかしないとな…。



そう思ってた矢先



「チャラチャラ~!」



メールが届いた。
…嘉之だ…。



「あっ…。」



「何て書いてある?」



恐る恐るメールを開封すると…。



『しばらくイタリア準備で忙しいから、1ヶ月くらいバタバタする。』



それだけだった。



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