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理想と偽装の向こう側

第16章 懐古

「あんな、ホコホコの小田切を初めて見たわぁ~俺!ヒナちゃんなら、オマエをしっかり支えてくれるし、オマエもヒナちゃんを大事にするだろ!」



滝島が余りにも楽しそうに、言うもんだから…



「お陰様で、オマエの事前準備は完璧だったよ…。ありがとうな…。」



「俺の実力思い知ったか!」



こいつ…そいゆう仕事変えた方が、いいんじゃないか? 



「はいはい!滝島様々です!」



「苦しゅうない!じゃあ、出血サービスで、スリーサイズも教えてあげよう!」



ナンダッテ…?



「知ってんの…?」



「ヒナちゃん、本当に正直なんだよなぁ~!」



ニヤニヤしながら、滝島は手帳を開く。



だからって、スリーサイズまで聞くか…。



「貸せ!その手帳!ここ自腹なっ!」



「えぇっ!何でだよ!うわっ返せよ俺のヒナちゃん手帳!」



こいつは、本当に油断ならないっ!


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