母を観察?
第32章 母…災難サンダル
『え゛!!!』
え゛って…すげぇ声
今は、母と買い物中です。
夏休みの一日ぐらい、付き合ってやるか?と思い、母に付いてきたのに…『え゛』って…
「何?今の声…」
『羚君…サンダル…壊れた』
母のサンダルはビーチサンダルタイプの飾りがキラキラしてるやつ。
しかし、鼻緒部分が切れていかにも歩き難そう…
「これは…壊れてるな」
『歩き…にくい…』
母は、片足をズルズル引きずりながら歩く状態
「プププ…」
『おぃ羚君!今笑ったな?笑っただろ!』
「いや?笑ってないよ」
いえ、笑いました!
だって…
それなりに、オシャレして…出来る女風にしてきたのに…
母の歩き方は…ぶざま…
俺は、腹のなかでプププと笑っちまった
『羚君…だじげで〜…』
本人は…大変そうです。