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母を観察?

第35章 母…海に行く

母も水着に着替えて…


携帯でお話し中…



『え〜!!!今から?無理!!!だって海だもん!!!暑いもん!!!バカンスだもーん!!!』



仕事の電話か?



「トキネさん、締め切り逃げたのか?」


「いや…今回は海の前に、片付けたって」




海から母を観察…


『え――――――?…
マジか―――――…』



何か引っ掛かったようです。



電話を切り、スマホを握り締める母…



父に歩みより何かを話し…


父がカバンからPCを出した!!!



「え?おじさんPC持ってきてたの?」


「念のためって…持ってきたみたいだよ」



父の念のためは…大抵…

ヒットする事が多い…



エスパー禎夫…
(ネーミング…ダサいな…)



PCを持って海の家に入る母を見ながら…パラソルに戻った



「父さん?母さんど〜したの?締め切り?」


「いや、他の作家さんが締め切りに間に合わ無くて…
ページが空いちゃうから…
ページ数を増やしてほしいって催促。

今回早く、出来てたの母さんだけみたいでさ…」



「へ〜…で、海の家で書いてる訳だ」



早く、終わらせても…これじゃあ救われない



俺は、母の様子を海の家へ見に行った


海に行くの誰よりも楽しみにしていたのは母だったから…落ち込んでるかも…



「・・・・・・」



なんじゃありゃ




母は、もの凄いスピードでPCに文字を打ち込んでいた!!!


それも…アヘアヘ顔だ!!!



はっ!!!ここは半裸の男達が、ウジャウジャいる…海


母の妄想は止まらないらしく…



ただならぬ雰囲気に息子の俺も近づけない




『う…ひ、あ…ぁ…』


「声!!!出てるから!!!」



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